なんだか最近、芸能人や著名人の方がお亡くなりになられるニュースがとても多いように感じます。
中でも、自ら命を絶ってしまったと考えられる非常にショッキングなニュースが立て続けにあり、言葉を失ってしまった方も多いのではないでしょうか。
大活躍されていて将来の仕事もどんどん決まり、将来も有望。人としても芸能人としても順風満帆にしか見えない中でそういった衝撃的なニュースを聞くと本当にショックが大きいものです。彼ら、彼女らは持っている影響力も桁違い、つまりその死が人々に与える影響の大きさも桁違いなわけです。
自死は周囲の人間関係の50倍に悪影響を及ぼすと言われています。過去に大物のアーティストの方が亡くなられた際には多くの後追い自殺が発生しました。
正直、精神障害をお持ちの方が通われる施設を運営している法人として、本当にこのようなニュースは可能であれば目にしたくないものです。
自分自身の精神状態を守ることももちろんですが、施設を利用する方の精神状態にはやはりより注意しなければいけなくなります。有名な人が命を絶ち、メディアに取り上げられることで、自分も自傷や自死をすれば他の人に注目してもらえると考えてしまう場合もあります。自傷行為や問題行動が増加するのです。
実は、精神障害をお持ちの方などで自殺未遂や自傷行為をしてしまう方って、その行為がすごく落ち込んだ最悪の時期に起こることはめったにないんです。
むしろ、日常の些細な幸せの隙間におきることが非常に多い。
楽しく過ごしていた友達と別れて自宅に戻った夜、無性に寂しくなってしまい自傷行為をしてしまったり、決して落ち込んでいたわけでも悩んでいたわけでもないのに、気が付いたときには流れの速い川に入り、足元をすくわれて溺れる寸前だった、決して深く死のうと考えていたわけではない、本当に魔が差した感じ。という方が非常に多いんです。
だからこそ、周りの人がいくら親しくても事前に気づいたりするのがすごく難しい。本人ですら気づいてないことも多いわけですから。
いくつかの事例を見てきた中で、見放すわけでもなければ諦めるわけでもないのですが、最後の最後はやはり、自分自身しかないんですよね。
あくまでも他人は、外から働きかけは出来てもその人を直接変えることはできません。一人一人を徹底的に信じることしか最終的には手がありません。
そんな中、Twitterのトレンドにこの言葉を見つけました。
【一笑懸命】
なんだろうと思い調べてみると、元SMAPの香取慎吾さんがTwitterでつぶやいた内容だったようです。
強くなくてもいいから、一生懸命じゃなくていいから、一笑懸命生きよう。
色々なつらい経験もされてきた香取さんが発するメッセージには、重みがあります。
影響力の大きな芸能人の方は悪いニュースの影響も大きいですが、こういった良い発信も広まりやすいわけです。
言葉は無料で、今すぐに変えられる最も効率的に人生を変えるツールだと思います。
たった一言、言葉が変わるだけでスッと心が軽くなり、また頑張ろうと思えた瞬間、あなたも経験があるのではないでしょうか。
まずは自分のために、それで構いません。自分が笑顔になれるための言葉を、自分に使っていきましょうね!
【一笑懸命】すごく良い言葉だと思います。そして、こんな素敵な言葉を見つけてみんなに教えてあげようとする方がたくさんいらっしゃるこの国も、最高だと思いました。
幸せは、よく見れば足元に転がっているのかもしれません。
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