人にとってのストレスのほとんどは、健康・金銭・人間関係だと言われています。
中でも人間関係のストレスは誰にとっても身近で、感じたことがない人はいないのではないでしょうか。
障害福祉の現場でも当然人間関係での問題が起こることがあります。
性格・個性をお互いに認め合うことが出来ればそれもかなり軽減されるのですが、それぞれが違った特性を持つ障害をお持ちだったりする場合、お互いを理解しあう難易度は一気に跳ね上がります。
私たちの施設には、知的障害をお持ちの方、発達障害をお持ちの方、精神障害をお持ちの方、さらにこれらの複数の障害を抱えてらっしゃる方もいます。さらに当然、それぞれの性格や個性も世代も性別もバラバラ。
10代の方と50代の方が同じ立場で一緒に作業をしているような環境です。
当然、職員もそれぞれの利用者さんのことを理解するよう努めるのですが、やはり難しいのは利用者さん同士で理解しあうということ。
例えば、メンタル的ににデリケートな面がある精神障害をお持ちの方にとっては、無邪気で天真爛漫で活発な知的障害をお持ちの方の行動を許せないと感じてしまったり、発達障害のある方が持つ独特のこだわりの強さを周りの方がなかなか理解できないこともあります。
もちろん、これらを完璧に解決するのは非常に難しいです。では、私たちの普段の生活ではどうでしょうか?
嫌いな上司、嫌な人、苦手、と決めつけ、理解することを放棄してしまってはいないでしょうか。事実、これを書いている私自身も仕事以外の部分では無意識のうちに心を閉ざし、相手を理解しようという気持ちを忘れてしまっていることが多々あると思います。
私自身も人間関係にストレスを感じたとき、一番最初に振り返ることは、その人のことを自ら閉ざしてしまっていないか?ということです。
当然ですが、自分で心を閉ざした相手がこちらに好意をもって接してくれる事は男女の恋愛感情を除きありません。
もし、人間関係のストレスを感じたら、このあたりをチェックしてみるのをオススメします。
それでは、今週も良い一週間を!
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