今日は、すべての人にとって非常に関わりの深い“ストレス”について書いてみたいと思います。
さて、ストレスと聞いてあなたはどんなことを感じるでしょうか?
嫌な出来事を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれません。この夏の暑さを思い浮かべる人もいるかもしれません。あるいは、特定の誰かの顔が思い浮かんでしまう人ももしかしたらいるのではないでしょうか?
ストレスと聞いて、その言葉がいい言葉、ポジティブな言葉だと感じる方はかなり少ないと思います。
ストレスと聞いて嬉しい気持ちになる方は、きっと精神的にいつも安定しているでしょうからご安心ください(笑)。
では、ストレスは悪い言葉・嫌な言葉だと感じますか?
それとも、仕方ないなぁというような、必要悪のような言葉だと感じますか?
実は、この差が大きな意味を持つんです。
ストレスは、すべての人が必ず受けます。
例えば、心理学的に言えば結婚・出産・出世・昇格・昇給などのポジティブなイベントですらもストレスだと言われています。
さらにここ数カ月は新型コロナウイルスの影響でテレビのニュースも不安感を掻き立てるものが目立ちます。ストレス源は年々増加しているといえるかもしれません。
そんな中で、ストレスに対して非常に過敏でメンタルや体調を崩してしまう方もいらっしゃれば反対に大きなストレスを受けてもへっちゃらな人、そう見える人もいらっしゃいます。
もちろん、そこには様々な要因があるのですが、ストレスに強い人とそうでない人の大きな違いが、先ほどお聞きした“ストレスの捉え方”なんです。
ストレス=悪いものだと感じている人は、相対的にストレス耐性が非常に低く、ストレスも別に仕方ないよね、だったり自分を成長させてくれるために必要だよね、と考えている人はストレス耐性が高い傾向にあります。
確かに、結婚・出産・出世・昇格もストレスだと考えると、ストレス=悪だと感じてしまうと日々悪いことに囲まれてしまっているような気持ちになるかもしれません。
でも実際には、ストレスがあるから成長出来ることもたくさんあるし、独身で自由な生活と引き換えに愛する人との結婚を選ぶことが結婚ですから、やっぱり生きていくうえでストレスっていうのはあらゆるものを得るためのトレードオフの関係なんじゃないでしょうか?
つまり、ストレスを感じたら何かを手に入れるチャンス!そんな風に感じられたら少し楽に感じることが出来るかもしれません。
例えば、嫌な上司がストレスだとしたら、嫌な人とでもなんとなくやり過ごす力が身につくかもしれないし、転職のきっかけが見つかるのかもしれません。
そんな風に、出来事は一緒でも、心の中の捉え方が少し変わるだけで見え方が変わり、人生のこれまで以上に色鮮やかに見えてくるものです。
ストレス=悪ではない、なにかストレスを感じたとき、何かが手に入るチャンスだと思ってみる。この2つのことだけでも、頭の片隅に入れておいていただければだいぶストレスに対して強くなれると思います。
今日も暑いですので体調には気を付けてお過ごしください。
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