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執筆者の写真特定非営利活動法人 桑の実

夜の予定を朝に置き換える

メンタル的に落ち込みやすかったり、気分の浮き沈みが激しい精神的に不安定な人の特徴のひとつとして、生活リズムが安定していないことが挙げられます。


これは、生活リズムが安定していないから精神的に不安定なのか精神的に不安定だから生活リズムが安定しないのかという鶏が先か卵が先かという話になってきますが、実際にはどちらともいえる、というのが正しいところでしょう。


何かのきっかけで、落ち込んでしまったときに生活リズムも乱れてしまったり、その逆もまた経験があるかと思います。




多くの場合、生活リズムが安定しないというのは夜なかなか寝付けなかったり、夜更かしをしてしまい十分な睡眠時間が確保できないことなどが症状として出ます。


色々な改善案はあるのですが、今日はそのうちの一つをご紹介したいと思います。

それは、“夜の予定を朝に持ってくる”という方法です。


多くの場合、朝一から予定が詰まっている人はあまりいません。さらにいうと、朝一から予定を入れられる人は比較的精神的にも安定している傾向があると思います。


仕事をされている方であれば、朝は出勤の準備だけしてそのまま出勤。仕事を終えて帰ってきてから洗濯・食事の準備・お風呂・持ち帰った仕事の続きや次の日のための準備など。

家の中で朝と夜でみれば圧倒的に夜の方が忙しくしている人が多いんです。


実際、その時間にしかできないこともありますが本来、仕事が終わって家に帰った夜の時間というのは寝るための準備をゆっくりと進める時間、ガツガツ活動的に忙しくするための時間ではないのです。


もし今、家の中で夜の時間帯が忙しいなと感じている方やなかなか早く寝れないという方は、夜の予定のうち一つでも二つでもいいので朝に回してみると、朝も予定がある分だけ 早く起きられて、夜も予定が減る分だけ少しゆったり出来て早く寝る準備が出来るのです。


先ほどの例で行くと、洗濯機を予約でセットしておいて夜はそのまま寝てしまい、朝に洗濯物を干す作業を回してみたり、翌日の仕事の準備は思い切って当日の朝起きてからやってみたり、それがプレッシャーになってしまい睡眠が浅くなってしまうようであれば本末転倒ですが、ある程度やらなければいけないことが朝の時間帯に予定されていることで、自然とこれまでよりも早起きはしやすくなると思います。


生活リズムの安定のおいて大切なことは、朝起きる時間をとにかく一定にすること。休みの日だからと言って2時間も3時間も遅くまで寝ていては、なかなか生活リズムを安定させるのは難しいものです。


安定した生活リズムを身に着けることが出来れば、それに合わせて精神的にも安定してくるはずです。


是非お試しを!


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