今日は少し残念なお知らせが。。
実は先日、うちの施設を利用検討してくれた方が見学に来てくださいました。
施設の中や作業内容などを見学し、反応は上々。近い将来就職したいという明確な目標もあり、今後は別の関係機関や家族との調整を残すばかりでした。
それから約1週間、残念なお知らせが・・・。
ご本人と一緒に見学に来てくださっていたご家族の方は非常に気に入ってくださっていたのですが、あるご家族の方が反対され、その後どういった経緯かまではわかりませんが結局、今回の話は流れてしまいました。
もちろん、施設に通うことが正解というつもりはありません。最終的にはそれぞれがご判断頂くことなので私たちとしてはそれを尊重するだけです。
とはいえ本音を言うと、ご本人の反応が良かったときには少しだけ、残念だったなぁと思ってしまいます。
※ここから先は今回のケースの話ではなく、これまでにあったケースなどの一般論としての話になります。
実際、ご家族の中には福祉施設そのものに嫌悪感を感じている方や精神障害に対する理解があまりないご家族の方がいらっしゃることも少なくなく、それだったら就職先が見つかるまでは家に居ればいい、ということもよくあります。
結果的に就職が見つからず、あるいは何度も退職を繰り返して、長い期間引きこもりになってしまってズルズルと・・・というケースも数多く見てきました。
障害福祉サービスを利用するということに非常に強い抵抗感があることはとてもよくわかります。実際私たち支援者の立場からしても、自分やその家族が障害福祉サービスを利用すると考えると躊躇する気持ちがないわけではありません。
ですが、障害福祉サービスの中でならばきっと活き活きと過ごせただろうなぁという方が、自分に合わない職場や息苦しさを感じる家庭にずっといるのを見るとやはりそこにも違和感を覚えてしまいます。
恐らく答えなど出ない難しい問題なのですが、一般的にはほとんどの方にとって障害福祉サービスを利用することに抵抗があるということ、そしてその結果、引きこもりになってしまいそれが長期化してしまう事例があるということ。
これが福祉施設から見た事実です。
ご家族から見た事実や本人から見た事実、世間一般から見た事実はきっと違うものなのでしょうが、このあたりのミスマッチが一つでも解決できればなぁ、とぼんやり考えてしまうこともあります。
何度も言いますがもちろん、今回のケースやご家族に対して何か物申したいというような意図は全くありません。
今回、あくまでもこれまでにあったケースがいくつか頭に浮かんだので、それらを踏まえた一般論としてのお話になります。
とはいえ、結局私たちが出来ることは、出会ってくれた人に出来る限りのサービス提供をすることです。それ以上でも以下でもありません。ご縁があった方に全力をもって支援させていただく、それが私たちがただ一つ出来ることなわけです。
まだ定員に空きもありますので見学、ご相談などどうぞお気軽にお問い合わせください。
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