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執筆者の写真特定非営利活動法人 桑の実

長期休み明けの1日

お盆の期間が夏休みで、昨日から久々の出社だった方も多いかもしれません。


精神障害をお持ちの方が通っている当施設では、数カ月間にわたって通えず、久々の通所になる方が時々いらっしゃいます。

わずか1週間ほどの夏休みでも、休み明けで会社に行く時にはなんだか久々な感じがしたり、もしかしたらちゃんと仕事出来るかなぁと不安を感じる人もいるかもしれません。




精神障害をお持ちの方は私たち以上にそういった気持ちを強く抱えてしまう人も多く、久々の通所時には大きな不安や緊張を抱えて通所される方ばかりです。


そんな中で、緊張しなくていいよ、大丈夫だよ、という声掛けも必要なのかもしれませんが、経験上はあまり効果が高くありません。

緊張しなくていいよ、と言われるほどなんだか緊張してくるし、大丈夫だよ、と言われても私は大丈夫じゃないって感じている場合も多いからです。


そんな時、私たちが意識するのは“受け入れ方”です。


緊張はするし、不安はある。

であればそれをなくそうという考え方よりも、受け入れる側がしっかり歓迎して受け入れてあげる。

それが一番効果があるんじゃないかなと思っています。


もちろん、過剰なリアクションでプレッシャーになってはいけませんが、ここに居場所があるんだと感じてもらえるよう、受け入れる姿勢には気を配って、久々の通所の方には対応しています。


ここに居ていいよ。ここがあなたの居場所だよ。そんなメッセージが伝われば、少しずつ行動も変わっていってくれるはず。そういう、マニュアルにできないことが大事なんだなぁといつも思います。


久々の出社や、久々に誰かに会うとき、相手をとことん受け入れてあげるという意識を持つだけで、だいぶ久々の緊張感はほぐせるのかな?と思います。


今日も体調に気を付けてお過ごしください。


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